カードローン

カードローンの返済、複雑な返済方式とお得な返し方を解説!

カードローンでお金を借りると必ず返済しなければいけません。しかしカードローンの利息の計算方法や返済の方法、さらには各社が採用している返済方式によっては同じ金額を同じ利率で借りても毎月の返済額や支払総額に差が出ることはご存知でしょうか?

カードローンの返済のしくみや返し方解説するとともに、返済に困った時にどうすればよいのかを説明します。

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カードローンで借入するといくら返せばよいのか?利息を徹底解説

金融機関でお金を借りると元金に利息を加えて返済します。しかし利息の金額を把握している人は少ないのではないでしょうか?カードローンの利息について説明します。

カードローンの金利は「年利」

「金利」とは元金に対する利息の比率ですが、カードローンの利息は一年を基準として算出するため「年利」となります。「金利15%」と表示されているカードローンは「年利15%」で利息が算出されます。

銀行カードローンと消費者金融系カードローンの金利の違い

銀行カードローンの金利は1%台~15%までが一般的です。一方の消費者金融系カードローンは3%台~18%で設定されています。

銀行カードローンが金利を低めに設定しているのは、銀行は資本力があり、低めの金利でもビジネスとして十分成り立つからです。しかしその分審査には慎重で時間がかかります。

カードローンの利息計算方法

カードローンの金利は年利換算なので、借入額×金利÷365(一年)×借り入れ日数で算出されます。

もし10万円を金利15%のカードローンで借り入れて30日後に返済した場合、支払う利息は

100,000×0.15÷365×30=1232円

となります。

カードローンの利息が気になる人は各カードローンのホームページから借り入れのシミュレーションをおこなってください。

実際に支払う利息はいくらなのか?

カードローンの利息は上記の計算式で算出できますが、支払いが長期間に渡ると上記の計算式だけでは正確な金額が算出できないのでご注意ください。

なぜなら、カードローンの金利は「元金に対する利率」であり毎月返済をすると元金が減っていくので支払うべき利息も減っていくからです。さらに各社が採用している返済方式によって返済額は変化します。

闇金の金利

闇金を題材とした小説や漫画で「トイチ(10日で1割)」という金利が紹介されていますが、これを年利換算すると365%です。さらに闇金の場合は複利(利息に利息がつく金利)で利息がつくため、1年間の実質年利は3000%を超えます。

闇金で借り入れをすると、たとえ借入金が少額でもあっという間に返済不可能な金額に膨れあがります。絶対に利用しないでください

カードローンの返済方法

カードローンの返済は振り込み、口座引き落とし、インターネットバンキング、ATMや店頭での入金などいろいろな方法があります。さらに支払うタイミングにルールがあり、毎月決まった日に返済するか、35日サイクルで支払うかなど様々です。

各社によって返済方法や返済サイクルが異なりますが、共通するカードローンの返済ルールを紹介します。

カードローンは「約定返済」

カードローンの返済は「約定返済」です。約定返済とは毎月決められた金額を返済することで、毎月一回は必ず返済しなければいけません。今月は決められた額の倍の金額を返済したので来月は支払わなくてもよい、ということは認められていないのです。

返済に遅れたらどうなるのか?

毎月決められている返済日までに返済しないと次の日から遅延損害金が発生します。遅延損害金は通常の金利より高い金利が適用され、一日単位で利息が増えていきます。

さらに滞納が長期になり60日を超えると(この間も遅延損害金は増えていきます)信用情報機関に事故情報として記録され、滞納を解消しても5年間は記録が残ってしまいます。いわゆるブラックリスト入りした状態です。事故情報が記録されている間はローンやクレジットの利用が非常に困難になります。

カードローンの臨時返済(繰り上げ返済)のメリットとは?

カードローンの返済は返済日以外に何度も返済しても構いません。返済日以外に追加で返済することは臨時返済(もしくは繰り上げ返済)と呼ばれています。

臨時返済のメリットは、「返済した金額が全て元金に充てられる」ことです。現金が減ればそれだけ支払う利息が減るので総支払金額は低くなりますし、返済期間も短くなります。

カードローンの一括返済の注意点

カードローンの返済方法には一括返済もあります。借入金を一括返済することができれば返済の負担から解放される、利息を支払う必要がなくなるなどの大きなメリットがある反面、注意点もあります。

カードローンの利息は日々変化するので一括返済の際はその時点の元金+利息をきっちり支払わなければいけません。

もしATMで支払った場合、元金より足りなかった時は当然のこと、多く振り込んだとしても返済したことにもならす契約が継続していることになります。解約したくてもこの状態を解消しなければ解約できません。

同じ金利でも負担は違う!返済方式について徹底解を

カードローンは各社によって返済方式が異なり、非常に複雑な仕組みとなっています。しかし返済方式を把握しないと、自身の希望と異なる返済を強いられることになります。複雑なカードローンの返済方式や違いについて解説します。

大半のカードローンが採用しているのは「リボルビング方式」

多くのカードローンが採用している返済方式は「リボルビング方式」です。リボルビング方式とは、「借入金額に関わらず毎月一定額(最小返済金額以上)を返済していくこと」です。リボルビング払いにはメリットもデメリットもあるのでそれぞれの理解が必要です。

リボルビング払いの支払方法は、分割払いや住宅ローンなどで採用されている元利均等返済や元金均等返済などがあります。

リボルビング払いのメリット

リボルビング払いのメリットには月々の返済の負担が少ないことが挙げられます。カードローンは限度額内であれば何度も借り入れができますが、たとえ借入額が多くなっても最小返済金額を返済すればいいので、月々の返済額が大幅に増える、ということがありません。

リボルビング払いのデメリット

リボルビング払いのデメリットは借入額が増えても「借金が増えた」という実感がしにくいことが挙げられます。

借り入れが増えても月の負担が極端に重くなるということがないため、ついつい借りすぎてしまいその結果返済期間が長くなり支払総額が増えていく、という利用者は数多く存在します。

「元金」なのか「元利」なのか、「定額」なのか「定率」なのか

リボルビング方式は一定額を返済する方式ですが、返済は毎月行うので返済額は変わらなくても「元金+利息」の比率は毎月変化していきます。

返済額を算出する基準が「元金」なのか「元利」なのか、さらに利息の「定額」なのか「定率」なのかによって利用者の負担が大きく変化します。代表的な返済方式を解説します。

元金定額リボルビング方式

元金定額リボルビング方式とは、毎月一定の元金に利息を加えた額を返済していく方法です。

返済する元金の額は決まっているため返済を重ねると返済額が減っていきます。借り入れ時からしばらくは月々の負担が大きい、というデメリットはありますが早期に返済が終了します。

元利定額リボルビング方式

元利定額リボルビング方式は、毎月の返済額は決められ、その返済額の範囲内で利息を差し引いた額を元金の返済に充てる、という返済方式です。

毎月一定の金額を返済していても、利息は借入金の額や時間によっても変化するので元金を一定額返済している、という訳ではありません。

定率リボルビング方式

定率リボルビング方式とは、返済額の算出基準を「定額」ではなく「定率」にする返済方式です。

定率リボルビング方式には「元金定率」と「元利定率」があります。借入残高に一定の利率をかけ、算出された金額が返済額となるのが元利定率で、元金とするのが元金定率です。

定率リボルビング方式は返済が進むと借入残高の減りが少なくなっていくため(残高に対して100%以上の利率をかけることがないため)なかなか完済しません。

現在この方式を採用しているカードローンはほぼありません。

残高スライド方式

残高スライド方式とは、借入残高によって返済額が段階的に変化(スライド)する返済方式です。借入残高が減ると毎月の返済額も少なくなっていきます。

カードローンの多くが採用しているのが「残高スライド元利定額リボルビング方式」です。毎月元金と利息を合算した一定金額を返済し、元金によって返済額がスライドする、という返済方式です。

カードローンの金利と返済方式一覧

代表的なカードローンの返済方式を紹介します。下記の一覧は各社のホームページや商品概要を参照にしています。

多くのカードローンが「残高スライドリボルビング方式」と表示していますが、これは「残高スライド元利定額方式」とお考え下さい。

銀行カードローン メガバンク

銀行名(サービス名) 金利 返済方式
三菱UFJ銀行「バンクイック」 1.4%~14.6% 残高スライド方式
みずほ銀行カードローン 2.0%~14.0% 残高スライド方式
三井住友銀行「ゴールドローン」 3.5%~15.0% 毎月元金定額返済
りそな銀行カードローン 3.5%~13.5% 残高スライド方式

※メガバンクではありませんが、新生銀行カードローン「スマートローンプラス」の金利は4.5%~14.8%で返済方式は残高スライドリボルビング方式です。

銀行カードローン ネット銀行

銀行名(サービス名) 金利 返済方式
楽天銀行「スーパーローン」 1.9%~14.5% 残高スライドリボルビング方式
ジャパンネット銀行「ネットキャッシング」 1.59%~18.0% 残高スライド元利定額返済
オリックス銀行カードローン 1.7%~17.8% 残高スライドリボルビング方式
イオン銀行カードローン 3.8%~13.8% 残高スライド方式
auじぶん銀行「じぶんローン」 1.38%~17.4% 残高スライドリボルビング方式
ソニー銀行カードローン「MONEY Kit」 2.5%~13.8% 残高スライドリボルビング方式
住信SBIネット銀行「NEO BANK」 1.59%~14.79% 残高スライドリボルビング方式

信販会社系カードローン

企業名(サービス名) 金利 返済方式
JCB「FAITH」 4.4%~12.5% ・残高スライド元金定額返済
・毎月元金定額返済
三菱UFJニコス
「ローンカードプレミアム」
5.0%~13.2% 毎月元金定額返済
オリコ「CREST」 4.5%~18.0% ・残高スライド返済
・定額返済
オリックス・クレジット
「VIPローンクレジット」
1.7%~17.8% ・新残高スライドリボルビング返済
・元利込定額リボルビング返済

消費者金融系カードローン

企業名 金利 返済方式
アコム 3.0%~18.0% 定率リボルビング方式
プロミス 4.5%~17.8% 借入時残高スライド元利定額方式
レイクALSA 4.5%~18.0% 残高スライドリボルビング方式
元利定額リボルビング方式
SMBCモビット 3.0%~18.0% 借入時残高スライド元利定額返済方式
アイフル 3.0%~18.0% 借入時残高スライド元利定額リボルビング

カードローンの返済の負担を減らすためには?

カードローンを利用した際、返済の負担を減らすにはどうすればよいのでしょうか?カードローンの選び方や負担の少ない返済方法を紹介します。

自身の状況にあったカードローンを選ぶ

返済は支払総額を抑えたいのか、それとも月々の返済額を抑えたいのか、ご自身の状況を把握し、さらに希望を明確にして最適な返済方式を採用しているカードローンを選んでください。

例えば、一度借り入れを行い追加借り入れしないのであれば「借入時残高スライド元利定額返済」が最も支払金額が低い返済方式です。

繰り上げ返済を活用する

余裕があるときは約定返済だけではなく繰り上げ返済を行ってください。繰り上げ返済をすると返済額が全て元金に充てられるので元金の減りが早くなり利息が低くなっていきます。繰り上げ返済を行う度に支払総額が少なくなるでしょう。

返しすぎて生活に余裕がなくなるといったことのないようにしてください。

担当者に相談する

何らかの事情で返済日に返済が間に合わないようであれば、必ず担当者に連絡して返済が遅れる理由といつまでに返済できるかを報告してください。やむを得ない理由であれば担当者も理解してもらえますし、黙って延滞するよりも担当者の印象も異なります。取引実績次第では多少利息や支払日等配慮してもらえるかもしれません。