レイクALSA(レイクアルサ)の金利は高いのか低いのか、どのくらいの金利が適用されるのか、悩む人も多いでしょう。
公式サイトなどの表示では「4.5%~18.0%」となっていますが、どの金利が適用されて利息はどの程度になるのか計算するのはやり方を知らないと困難です。
無利息サービスを使うことで、返済額を抑えることもできます。
ページContents
レイクALSA(レイクアルサ)の金利は消費者金融業者では標準的
金利が決まる仕組みとは
1.そもそも金利とは
金利について理解する前に、「金利」と「利息」の違いを知っておきましょう。金利とは、借入金に対する割合を示したもので、それによって算出された手数料が利息です。
たとえば、金利が「年率18%」とするとき、年間で借入金に対して18%を余計に支払ってもらいますよ、ということです。
消費者金融や銀行のカードローンは基本的に利息は1日当たりで計算して、それに利用日数、つまり30日や31日といった日数を掛けて1ヶ月ごとに支払ってもらう利息を算出します。
【金利=18%・借入額10万円】
10万円×18%=1万8000円
1万8000円÷365日=約49.31円
49.31円×30日=約1479円
この1479円が1ヶ月後の利息です。
2.金利の決め方
レイクALSA(レイクアルサ)などの消費者金融に対しては、利息制限法で「法定金利」が定められています。
利用者に不必要な利息を課すことがないよう、設定できる金利に上限を設けたものです。
・借入額10万円未満:年率20%
・借入額10万円以上~100万円未満:年率18%
・借入額100万円以上:年率15%
他社との比較
おおよその場合で、レイクALSA(レイクアルサ)と最初に契約した時点では、利用限度額は50万円以内で金利は年率18%で契約します。50万円以上の限度額を最初から設定してもらえることは少ないでしょう。
カードローンは消費者金融だけでなく銀行や信販会社でも提供されていますが、一般的に銀行のカードローンは金利が低めで、消費者金融は金利が高めの設定になっています。
レイクALSA(レイクアルサ)は新生銀行のグループ会社である新生ファイナンシャルが運営しているカードローンですので、金利設定は若干高めです。
消費者金融業者の金利
レイクALSA(レイクアルサ) | 年率4.5%~18.0% |
---|---|
プロミス | 年率4.5%~17.8% |
アコム | 年率3.0%~18.0% |
SMBCモビット | 年率3.0%~18.0% |
銀行カードローンの金利
みずほ銀行カードローン | 年率2.0%~14.0% |
---|---|
三菱UFJ銀行「バンクイック」 | 年率1.8%~14.6% |
三井住友銀行カードローン | 年率4.0%~14.5% |
レイクALSA(レイクアルサ)は消費者金融としては標準的な金利設定になっています。
全体的に銀行のカードローンのほうが消費者金融よりも金利は低めの傾向がありますが、レイクALSA(レイクアルサ)の金利が特別高いとか低いということは言えないでしょう。
レイクALSA(レイクアルサ)の金利の決め方
レイクALSA(レイクアルサ)では金利を年率4.5%~18.0%としています。この範囲内で、実際に適用になる年率は契約金額によって異なります。
契約金額とは、レイクALSA(レイクアルサ)の審査で設定される利用限度額のことです。この金額が200万円以内の場合は、利用している最大の借入残高によって年率を適用することになっています。
【契約限度額(極度額)が200万円以内】
基準残高 | 適用利率 |
---|---|
1~99万9999円 | 15.0%~18.0% |
100万円~200万円 | 12.0%~15.0% |
契約期間内での最大の借入残高を基準残高とします。利率は、残高が金利表の基準残高に達した日に変更されます。
ただ、いったん借入残高が100万円以上になったら、返済が進んで借入残高が100万円未満になっても利率は変更されません。
たとえば、借入残高が100万円になったところで利率15.0%が適用された場合、その後返済が進んで残高が100万円を下回っても、15.0%の利率が上がるということはありません。
【契約限度額(極度額)が200万円超】
基準残高 | 適用利率 |
---|---|
200万0001円~300万円 | 9.0%~15.0% |
300万円0001円~400万円 | 7.0% |
400万円0001円~500万円 | 4.5% |
契約限度額が200万円超になると、借入残高に関係なく適用利率は一定になります。
200万円超なら上限が15%ですが、300万円超になると一律7.0%、400万円超になると一律4.5%です。
利息の計算方法
利息は基本的に「日割り計算」です。1日当たりの利息を計算して、返済のときに利息分を徴収して残った金額を元金に充当します。
1日分の利息=利用金額×貸付利率÷365
また、1ヶ月分や1年分など、一定の期間内に発生する利息額を計算したいときには、以下のように算出します。
・レイクALSA(レイクアルサ)で10万円を年率18%で30日間借りたときの利息
10万円×0.18(18%)÷365×30(日)=1479円
・レイクALSA(レイクアルサ)で30万円を年率18%で30日間借りたときの利息
30万円×0.18(18%)÷365×30(日)=4438円
・レイクALSA(レイクアルサ)で50万円を年率18%で30日間課したときの利息
50万円×18%(0.18)÷365×30(日)=7397円
レイクALSA(レイクアルサ)のお得な無利息サービス
60日間無利息サービス
レイクALSA(レイクアルサ)の金利は銀行のカードローンに比較すると高い設定になっていますが、新規の申込者に限って無利息サービスが適用されます。
そのため、カードローンを急ぎの金策で短期利用するのであれば、銀行のカードローンよりもお得に借入できる可能性があります。
レイクALSA(レイクアルサ)では3つの無利息サービスがありますが、併用はできないため、自分に向いているサービスを選ぶ必要があります。
まず知っておきたいのは「Web申込者限定で60日間無利息になるサービス」です。自動契約機や郵送で申し込んだ場合には適用外となるので注意しましょう。
無利息サービスは多くの業者で提供されていますが、基本的に「30日間」です。「60日間」というのは他業者に比較してかなり有利な条件と言っていいでしょう。
・Webで申込いただき、契約額が1~200万円の方
・WEB以外で申し込まれた場合は、初回契約翌日から30日間無利息
・30日間無利息、180日間無利息と併用不可
・無利息期間経過後は通常金利適用
60日間無利息サービスの概要
対象者 | ・レイクALSA(レイクアルサ)を初めて契約した人
・Web申し込み限定 |
---|---|
無利息開始日 | 契約日の翌日から開始 |
無利息期間中の返済日 | あり(無利息期間中の返済日があります) |
契約額(極度額) | 1万円~200万円 |
無利息期間経過後の貸付利率 | 12.0%~18.0% |
5万円まで180日間無利息サービス
もうひとつ、レイクALSA(レイクアルサ)独自と言っていいユニークなサービスが「借入額のうち5万円分に対する利息が180日間発生しない」というものです。
・契約額が1~200万円の方
・無利息期間経過後は通常金利適用。
・30日間無利息、60日間無利息と併用不可
無利息サービスを提供している消費者金融業者のなかでも、約6ヶ月にもわたって無利息期間を設けているのはレイクALSA(レイクアルサ)だけと言ってよく、非常に有利なサービスです。
5万円以上借りる場合には超過した分に対しては所定の利息がかかりますが、180日以内で借入と完済を繰り返しても借入額5万円まではずっと利息がかかりません。
若干の生活費の補てんを目的にして少額を繰り返し借りたいという人にはうってつけのサービスです。
対象者 | ・レイクALSA(レイクアルサ)を初めて契約した人
・Web申し込み、自動契約機申し込みで可 |
---|---|
無利息開始日 | 契約日の翌日から開始 |
無利息期間中の返済日 | あり(無利息期間中の返済日があります) |
契約額(極度額) | 1万円~200万円 |
無利息期間経過後の貸付利率
5万円超分の貸付利率 |
12.0%~18.0% |
30日間無利息サービス
Web以外の申し込みを選択する人向けの無利息サービスが「30日間無利息サービス」です。これは30日間はいくら借りても利息がまったくつかないというサービスです。
この場合も、無利息期間内であれば何度借入・返済を繰り返しても利息は付きません。
Web申し込み限定の60日間無利息サービスと5万円まで180日間無利息サービスは、契約額が200万円以上に人には適用されないため、契約額が200万円以上の場合は自動的にこの30日間無利息サービスが適用されます。
対象者 | ・レイクALSA(レイクアルサ)を初めて契約した人
・Web申し込み、自動契約機申し込みで可 |
---|---|
無利息開始日 | 契約日の翌日から開始 |
無利息期間中の返済日 | あり(無利息期間中の返済日があります) |
契約額(極度額) | 1万円~500万円 |
無利息期間経過後の貸付利率
5万円超分の貸付利率 |
4.5%~18.0% |
無利息サービスの注意点
レイクALSA(レイクアルサ)の無利息サービスで注意したいのは、「無利息期間が始まるのは契約日の翌日から」という点です。初回借入日ではありません。
4月1日に「60日間無利息」で契約して、その後4月15日に借入したとしても、無利息期間は5月31日に終了してしまいます。
契約日を含めて31日や61日、181日経ってしまうと、たとえその間に借り入れしていなくても自動的に無利息期間は終わってしまいます。
無利息期間をフルに活用するためには、契約と初回借入のタイミングに注意しましょう。
また、無利息期間中に1回でも返済を滞納してしまったら、その時点で無利息期間は強制的に終了してしまうことにも注意が必要です。
返済を滞納してしまうと、通常の利息のほかに年率20.0%の損害遅延金も別途かかってくるので、返済日の管理はしっかりしておく必要があります。
無利息期間でも毎月1回の約定返済(契約時に決められた期日の返済)はやってきます。返済日には最低返済額以上の返済を必ず実行するようにしましょう。
※新生フィナンシャルで初めてご契約いただいた方のみが対象となります。
※上記無利息はいずれも契約額1万円~200万円までの方。
※60日間無利息はWebで申込んだ方限定。
※30日間無利息、60日間無利息、180日間無利息の併用は不可。
※ご契約額が200万以上の方は30日無利息のみになります。
無利息期間経過後は通常金利となりますので、ご注意ください。
※商号:新生フィナンシャル株式会社
※貸金業登録番号:関東財務局長(9) 第01024号 日本貸金業協会会員第000003号
レイクALSA(レイクアルサ)で借りた場合の利息シミュレーション
①10万円借りたとき
実際にレイクALSA(レイクアルサ)で「どの無利息サービス」を使うとお得なのかは悩ましいところでしょう。
基本的には「借りる額が少ないときには180日間無利息サービス」を使うと覚えておきましょう。少額を6ヶ月以内で返済できるなら、180日間無利息を使いましょう。
レイクALSA(レイクアルサ)で10万円を借りたとき、返済額を毎月1万円にするときと、2万円にするときで比較すると以下のようになります。
無利息サービス(5万円まで180日間無利息)を使ったとき
毎月の返済額 | 1万円 | 2万円 |
---|---|---|
総返済額 | 10万2414円 | 10万2272円 |
返済回数 | 11回 | 6回 |
無利息サービスを使わないとき
毎月の返済額 | 1万円 | 2万円 |
---|---|---|
総返済額 | 10万9175円 | 10万4726円 |
返済回数 | 11回 | 5回 |
当然のことですが、無利息サービスを使ったほうが総返済額は安くなります。
②30万円借りたとき
180日間無利息サービスは「借入額のうち5万円までに適用される」ものですので、借入額が大きくなると他の無利息サービスのほうがお得になります。
30万円を借りるときに利用すると良いのは「60日間無利息サービス」のほうです。
30万円を借りて、返済額を毎月2万円にするときと、3万円にするときで比較すると以下のようになります。
60日間無利息サービスを使ったとき
毎月の返済額 | 2万円 | 3万円 |
---|---|---|
総返済額 | 33万3333円 | 32万3044円 |
返済回数 | 17回 | 11回 |
無利息サービスを使わないとき
毎月の返済額 | 2万円 | 3万円 |
---|---|---|
総返済額 | 34万1735円 | 32万7071円 |
返済回数 | 18回 | 11回 |
借入額が大きくなるほど、無利息サービスを使ったときと使わないときの差額が大きくなります。
③50万円借りたとき
借入額を大きくしてみると、無利息サービスの効果がもっと発揮されます。50万円を借りて、返済額を毎月3万円にするときと、5万円にするときで比較すると以下のようになります。
60日間無利息サービスを使ったとき
毎月の返済額 | 3万円 | 5万円 |
---|---|---|
総返済額 | 56万3680円 | 53万1743円 |
返済回数 | 19回 | 11回 |
無利息サービスを使わないとき
毎月の返済額 | 3万円 | 5万円 |
---|---|---|
総返済額 | 57万8398円 | 54万5119円 |
返済回数 | 20回 | 11回 |
無利息サービスを使ったほうが総返済額で1万円以上もお得になります。
④100万円借りたとき
100万円を借りたときをシミュレーションすると、無利息サービスの効果はてきめんに現れます。
100万円を借りて、返済額を毎月5万円にするときと、7万円にするときで比較すると以下のようになります。
60日間無利息サービスを使ったとき
毎月の返済額 | 5万円 | 7万円 |
---|---|---|
総返済額 | 113万2286円 | 108万5251円 |
返済回数 | 23回 | 16回 |
無利息サービスを使わないとき
毎月の返済額 | 5万円 | 7万円 |
---|---|---|
総返済額 | 119万4431円 | 113万1771円 |
返済回数 | 24回 | 17回 |
レイクALSA(レイクアルサ)の金利の引き下げ方法
会員ページに表示が出るとき
レイクALSA(レイクアルサ)の金利は、消費者金融業者としては標準的で決して高いわけでもありませんが、それでも少しでも低い金利で借入できたほうが良いに決まっています。
通常のケースでは、レイクALSA(レイクアルサ)と契約すると、極度額は50万円以内・金利18%で設定されます。これよりも大きい極度額が設定されるのは、個人属性が強い人でしょう。
レイクALSA(レイクアルサ)の金利の引き下げ方法として、最も良くあるケースが「会員ページに情報が表示される」というものです。
金利の引き下げが可能になると、レイクALSA(レイクアルサ)側から打診があり、指示通りの手続きをすると金利の引き下げが可能になります。
ただ、ここでも審査があるので、打診があったからといって必ずしも金利が下がるとは限りません。
レイクALSA(レイクアルサ)から金利の引き下げを提案されるのは、以下のようなケースです。
これを企業側から見てみると、こうした人は「良い顧客」です。消費者金融業者はお金を借りてもらって、そこに利息を付けて支払ってもらうことで経営が成り立っています。
そのとき、長期にわたってずっと利息を支払い続けている人は企業にとって「いいお客さん」ということになります。
そういった人に対しては、ずっと継続的に顧客であってもらいたいと考えるのは当然でしょう。そのため、金利を引き下げることで自社のローンの利用を継続してもらおうとします。
借入限度額を引き上げたとき
レイクALSA(レイクアルサ)では100万円・200万円・300万円・400万円と100万円ごとに適用される金利が下がっていきますので、借入限度額を引き上げれば適用金利は下がります。
レイクALSA(レイクアルサ)に初回契約すると、おおよそ50万円以内の極度額が設定され、金利は18%となることがほとんどです。これは、まだユーザーと企業側に信頼関係が構築されていないため、大きな極度額は設定できないからです。
ここで借入をして、それをどう返済していくかによってユーザーと企業には関係が作られていきます。返済に遅れることなく、きっちり返済を続けている人は、その消費者金融業者にとっては「しっかりと返済のできる人」とみなされます。
ある程度の期間が経過すると、たとえば極度額50万円の人には「増額の案内」が会員ページなどで通知されます。
必ずしも審査に通るとは限りませんが、少なくとも案内が届くということは、顧客として優良であるとみなされたことを意味しています。もし極度額を100万円に設定できれば、確実に金利は15%以内に収まるでしょう。
このとき、「金利をもっと下げてくれれば多く借りられる」などと交渉することも可能です。実際に「金利を下げてもらったら、もっと利用したい」と申し出て、金利の引き下げに成功したという事例は数多くあります。
増額審査に通るには
レイクALSA(レイクアルサ)の金利引き下げで最もあり得るのは、増額審査に通った場合です。増額審査は初回の審査で決められた極度額を増やしてもらうための審査です。
金利が大きく下がるのは、100万円未満の極度額から100万円以上になったときです。100万円がひとつのラインと考えていいでしょう。
法律上も100万円未満と100万円以上では扱いが変わります。100万円以上の限度額が設定されれば、少なくとも18%から15%へと金利は低くなります。
とはいえ、増額審査に通るためにはいくつかの条件が必要です。たとえば以下のような場合には増額審査に通りやすいと言えます。
- 良好な返済実績を積んでいる。
- 初回契約時よりも年収が上がっている。
- 収入証明書を提出する。
当初の希望限度額が少なめ、たとえばは30万円程度の希望限度額で申し込みしたときに、収入証明書の提出は義務ではありません。
増額の案内が来たときに、収入証明書を提出することで増額審査に通りやすくなりますし、増額できれば金利の引き下げの可能性も上がります。
まとめ
レイクALSA(レイクアルサ)の金利は消費者金融業者としては標準で、高くも低くもありません。初回契約時には無利息サービスを上手に使って支払い利息を抑えるようにしましょう。